不振の正体は“振り遅れ”だった?MLB.comがデータで分析…でも第3戦のヒットは打球速度113.5マイル、復調の兆しも
3行でわかる
- MLB.comのペトリエロ記者によると、10月のオオタニは速球に振り遅れたスイングが37%。キャリアのどの月よりも多く、メジャー平均の25%を大きく上回っているんだ
- 一方でバットのスピードは今季いちばん速いレベル。力が落ちたのではなく、タイミングの問題だと分析しているぜ
- LA Timesによると、第3戦の8回に打った中前打は打球速度113.5マイル(約183キロ)。数字の上でも“いい当たり”が戻ってきたんだ
オオタニの不振、その正体がデータで見えてきたぜ!MLB.comのデータ担当、ペトリエロ記者によると、ポイントは“タイミング”だ。10月のオオタニは、速球系の球に対して振り遅れたスイングの割合が37%。これはキャリアのどの月よりも高く、メジャー平均の25%を大きく上回る。速い球に対する成績もはっきり落ちていて、95マイル(約153キロ)以上の球に対しては、8月18日までが打率.280だったのに、8月19日以降は打率.036だという。
ほかの数字も同じことを示している。MLB.comによると、ボールをとらえる位置は本塁の前22インチ(約56センチ)で、ふだんの約27インチより体に近い。打球を上げる角度も8度で、例年の約13度から下がっている。つまり、ボールを引きつけすぎて、打球が上がらず逆方向に飛びやすくなっているんだ。それでもバットのスピードは今季いちばん速いレベル。ベイツ打撃コーチも、体の問題は「乗り越えつつある」と話し、今は球速の違いにタイミングを合わせることに集中していると説明しているぜ。
そこへ届いた明るい数字が、第3戦の一打だ。LA Timesのスワンソン記者によると、8回に放った中前打の打球速度は113.5マイル(約183キロ)。MLB.comによると、第3戦の前までリーグ優勝決定シリーズでいちばん強い打球は86.2マイルのフライだった。この日は四球と死球もあって3度出塁。AP通信によると、ポストシーズン成績は22打数4安打、打率.182になった。
第4戦の相手先発は左腕のドローハン。その後も速い球を投げるリリーフが次々に出てくるはずだ。オオタニが速球に遅れず、前でとらえられるかが一番のカギになる。日本時間16日(金)朝9時、1番に戻ったオオタニの最初の打席で、打球の速さと角度に注目しようぜ!
編集部の視点
「力が落ちたのではなく、タイミングがずれている」。データが示すこの答えは、ファンにとって少し希望が持てる内容だね。バットのスピードは落ちていないんだ。そして第3戦、113.5マイルの打球が出た。点と点がつながり始めた気がするよ。あとはその打球に角度がつけば、待ちに待った一発になる。その瞬間を見逃すな、ブラザー!